【4月6日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は4日公開のインタビューで、イスラエルはパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)から発信される映像が原因で、同地区での「PR戦争に負けている」と述べ、改めて紛争の早期終結を求めた。

 トランプ氏はヒュー・ヒューウィット・ショー(Hugh Hewitt Show)のインタビューで、「彼ら(イスラエル)は毎晩、建物が倒壊する映像を公開している。そのような映像は公開するべきではない」「公開しているせいで、PR戦争で負けている。完全に負けている」と指摘した。

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相に対しては、「(ガザ紛争に)片を付けないと。平常に戻らなければならない」「勝利しなければならないが、時間がかかっている」と指摘し、「もう終わりにしなければならない」と呼び掛けた。

 トランプ氏と11月の大統領選で対決するジョー・バイデン(Joe Biden)大統領も、ネタニヤフ氏への不満を募らせ、国内からの圧力に直面する中、ガザ紛争をめぐる政策の大幅な転換をイスラエルに求めた。(c)AFP