【4月5日 AFP】米大リーグ(MLB)のオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)は4日、2028年シーズンのネバダ州ラスベガス(Las Vegas)への本拠地移転を控える中で、来季からの3年間はカリフォルニア州サクラメント(Sacramento)にあるマイナーリーグの球場でプレーすることを明らかにした。

 アスレチックスは今季終了後に現在の本拠地オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム(Oakland-Alameda County Coliseum)のリース契約が切れることになっており、ラスベガスの新球場も28年まで準備が整わない状況となっている。

 一時的なホーム球場となるのは、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)傘下の3Aサクラメント・リバーキャッツ(Sacramento River Cats)がプレーするサター・ヘルス・パーク(Sutter Health Park)。スタンドはわずか1万4014席で、場所は1968年からアスレチックスがプレーしてきたコロシアムから85マイル(約136キロ)ほど離れている。

 球団はオークランド(Oakland)に残って新球場を建設する予定だったが、契約がまとまらずに移転計画が浮上。MLBは昨年11月のオーナー会議で、アスレチックスのラスベガス移転を満場一致で承認した。

 アスレチックスのラスベガス移転が完了すれば、オークランドを拠点としていたスポーツチームとしては、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のオークランド・レイダース(Oakland Raiders、現ラスベガス・レイダース<Las Vegas Raiders>)に続き2チーム目となる。(c)AFP