【4月4日 AFP】マグニチュード(M)7.4の地震発生から一夜明けた台湾で4日、震源に近い東部・花蓮(Hualien)の石こう採掘場に閉じ込められていた作業員6人がヘリで無事救出された。

 中央災害対応センターが公開した映像には、6人がヘリに救出された様子が捉えられている。

 花蓮と北・西部をつなぐ道路には山岳地帯を貫くトンネルが多く、依然数十人が閉じ込められていることが確認されている。

 陳建仁(Chen Chien-jen)副総統は花蓮市に設置された災害対応センターで記者会見後、「取り残されている人々や未確認の人々全員を見つけ出し、救出するため、きょう1日を使いたい」と語った。

 今回の地震ではこれまでに9人が死亡、1050人が負傷した。余震も300回以上発生している。

 政府は4日からの「清明節(Qingming Festival)」の連休中に地方を訪れる場合には土砂災害や落石を警戒するよう注意喚起。蔡英文(Tsai Ing-wen)総統は前夜、「不要なら山岳地帯には出掛けないで」と呼び掛けた。(c)AFP/Yan ZHAO with Amber WANG in Taipei