【4月3日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは2日、第31節の試合が行われ、5位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は1-1でウェストハム(West Ham)と引き分け、4位浮上のチャンスを逃した。

 アウェーのトッテナムは開始5分にブレナン・ジョンソン(Brennan Johnson)のゴールで先制したが、すぐにCKからクル・ズマ(Kurt Zouma)に背中で同点弾を決められ、そのまま引き分けた。

 これで4位アストン・ビラ(Aston Villa)との差は2ポイントとなり、消化が1試合少ない6位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に対するリードは同9となった。

 トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は「もっと良い結果を得られず残念だが、厳しい試合だった」と振り返り、「まだ多く試合が残っている。すべての試合が接戦にならなかったら驚きだ。どのチームも何かのために戦っている。自分たちのレベルを維持していくしかない」と先を見据えた。

 ウェストハムはマイケル・アントニオ(Michail Antonio)にゴール前で逆転の絶好機が訪れたが、シュートはGKの正面を突き、勝ち点3獲得のチャンスを生かせなかった。順位は7位で変わらず、8位ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)を1ポイント差で抑えている。

 ニューカッスルはホームでエバートン(Everton)と1-1でドロー。アレクサンデル・イサク(Alexander Isak)の今季公式戦19点目で先制したが、終盤にドミニク・キャルバート・ルーウィン(Dominic Calvert-Lewin)のPKで追いつかれ、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権獲得へ向けて痛恨の引き分けとなった。

 対するエバートンはこれでリーグ戦13試合連続で勝利から遠ざかり、クラブ史上ワーストの記録となった。降格圏からは4ポイント離れているが、財務規定違反で2度目の勝ち点剥奪処分を科される可能性もあり、70年連続の1部残留が微妙な状況となっている。(c)AFP