【3月3日 AFP】コロンビア第二の都市メデジン(Medellin)で米国人旅行者がホテルに未成年の少女2人を連れ込んでいたのが見つかったのを受け、セックスツーリズムの取り締まりに向けた2本の市長命令が1日、発付された。

 メデジンはかつて麻薬取引絡みの暴力事件の多発で知られていたが、現在はセックスツーリズムで有名。コロンビアでは売春は合法化されている。

 フェデリコ・グティエレス(Federico Gutierrez)市長は命令で、観光客にも人気の高級住宅・オフィス街、エルポブラド(El Poblado)地区にある四つの公園の中や周辺での売春を暫定的に禁止したり、「夜の街」での営業時間を短縮したりするなど「性的搾取」の取り締まり措置を打ち出した。

 メデジンでは先週末、米国人男性(36)が12歳と13歳の少女と一緒に高級ホテルの1室にいるところを警察が発見。男性は拘束を解かれ帰国したが、国内では怒りの声が上がっていた。

 市長は「われわれは地に落ちた。娘たちを、少女たちを守るつもりだ」と強調した。(c)AFP