【4月2日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領が1日、資産総額を偽って不正利益を得ていたとする民事訴訟で、資産差し押さえを回避するために必要な1億7500万ドル(約265億円)の保証金を確保したことが、裁判所文書で明らかになった。

 ニューヨーク州高裁は先週、トランプ氏側に対し、保証金4億5400万ドル(約688億円)の納付を求めていたが、1億7500万ドルに減額するとともに、納付期限を10日間延期する判断を下していた。

 当初、4億5400万ドルを支払えない場合、トランプ氏の資産が差し押さえられる可能性もあった。しかし減額が認められた上、保証金の引き受け先も見つかったことで、差し押さえの危機は免れた。

 保証を引き受けたのはカリフォルニア州の保険会社、ナイト・スペシャルティー・インシュアランス(Knight Specialty Insurance Company)。(c)AFP