【4月1日 Xinhua News】中国湖北省宜昌市秭帰(しき)県王家嶺村にある果樹園ではネーブルオレンジの収穫期を迎え、小型無人機(ドローン)が果物満載のカゴをぶら下げ山の麓に向かって飛んでいく様子が見られる。ネーブルオレンジの栽培は同村の主な収入源で、市場への出荷時期に輸送と販売をサポートするため、村の若者たちはドローン輸送チームを結成して果物を山から運び出し、輸送効率を大幅に向上させている。

 同地では地形上の影響から、ネーブルオレンジの木は60度を超える急斜面に植えられることが多い。かつては果実が成熟する季節になると、収穫した果物を肩に担いで麓に運ぶしか方法がなかったが、効率は悪く、コストも高くつき、労働者の負担も大きかった。こうした状況を変えるため、村の若者は研修を受けて農業用ドローンの操縦技術を学ぶようになった。(c)Xinhua News/AFPBB News