【4月1日 AFP】(更新)男子ゴルフ、DPワールドツアー(DP World Tour、欧州ツアー)のヒーロー・インディアン・オープン(Hero Indian Open 2024)は31日、インド・ニューデリーのDLF・G&CC(DLF Golf and Country Club、パー72)で最終日が行われ、中島啓太(Keita Nakajima)が通算17アンダーで同ツアー初優勝を飾った。

【特集】写真で振り返るプロゴルファーのビフォーアフター

 元アマチュア世界1位で23歳の中島は、2位に4打差をつけて最終日を迎えると、バックナインでつまずいて1オーバー「73」とスコアを一つ落としたが、ビール・アハラワト(Veer Ahlawat、インド)、セバスティアン・ソーデルベリ(Sebastian Soderberg、スウェーデン)、ヨハネス・ビアマン(Johannes Veerman、米国)に4打差をつけ、初日から首位を守り切る完全優勝を果たした。

 日本勢の欧州ツアー優勝は史上5人目。大会後には「すごくうれしい」と喜び、「少し緊張もあり厳しいバックナインとなったが、いいショットも何本か打てた」と振り返りつつ、「このツアーで年間トップ10に入って2025年は米ツアーに出場したい」と語った。

 この日の中島は、1番と4番のバーディーで前日からのリードを6打に広げ、6番でもバーディーを奪取。続く7番で初めてボギーを喫すると、8番のバーディーで取り返したが、14番ではダブルボギーを記録した。その後は15番ですぐにバーディーを奪って1打戻すも、最後は上がり3ホール連続でボギーをたたいたが、ライバルたちもその隙を突くことができなかった。

 2月には星野陸也(Rikuya Hoshino)がカタールマスターズ(Commercial Bank Qatar Masters 2024)を制しており、今季の欧州ツアーは複数の日本勢が優勝した初のシーズンとなっている。(c)AFP