【3月31日 AFP】23-24スペイン1部リーグは30日、第30節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はラス・パルマス(UD Las Palmas)を1‐0で下し、首位レアル・マドリード(Real Madrid)との勝ち点差を暫定で5に縮めた。

 バルセロナは序盤、攻勢を仕掛けるもロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)とラフィーニャ(Raphinha)のゴールがオフサイドで取り消しとなったが、24分に相手守護神アルバロ・バジェス(Alvaro Valles)がペナルティーエリア外に飛び出してラフィーニャを倒し、退場処分を受けた。

 後半に入って10人のラス・パルマスは守備を固めたものの、バルセロナは59分にジョアン・フェリックス(Joao Felix)の浮き球のパスにラフィーニャが頭で合わせて決勝点を挙げた。 

 僅差ながらも相手を圧倒したバルセロナは、約2週間後にパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)と対戦する欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)の準々決勝に向けて弾みをつけた。

 チームはシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督が今季終了後の退任を表明してから11試合無敗を続けており、このところの好調ぶりで連覇へのわずかな希望が見えてきている。

 その中で指揮官は「もっとゴールできただろうし、試合を終わらせるチャンスはいくつもあった。シーズンのわれわれを表している。試合を締めくくるのが厳しい」と振り返った。

 首位レアルは、バルサとの勝ち点差を8に戻すべく、31日にはホームでのアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦に臨む。

 この日行われたその他の試合では、38歳の誕生日を迎えたセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のゴールでセビージャFC(Sevilla FC)がヘタフェ(Getafe CF)に1‐0で勝利している。(c)AFP/Rik Sharma