【3月31日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は30日、第27節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は0-2でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に敗れた。首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)が勝利したため、両チームの勝ち点差は13ポイントに広がり、バイエルンのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は優勝争いの終戦を認めた。

 早い時間帯の試合でレバークーゼンがホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)を2-1で下したため、プレッシャーがかかる中でドルトムントとの伝統の一戦「デア・クラシカー(Der Klassiker)」に臨んだバイエルンだったが、前半にカリム・アデイェミ(Karim Adeyemi)、後半にユリアン・リエルソン(Julian Ryerson)にゴールを許した。終了間際にはハリー・ケイン(Harry Kane)がネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められなかった。

 トゥヘル監督は「レバークーゼンにおめでとうと言いたい」と話し、優勝争いはこれで終わりかという質問に対しては「もちろん」と返答。「言うまでもなく明らかだ」とコメントした。

 一方のドルトムントにとってリーグでの敵地バイエルン戦白星は、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督が率いた2014年以来3641日ぶりのこととなった。また欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)の出場権争いが激しくなる中で、同日引き分けた5位RBライプツィヒ(RB Leipzig)との勝ち点差を3に広げて4位を維持している。

 レバークーゼンは相手のマクシミリアン・バイアー(Maximilian Baier)に先制点を許し、今季無敗が途切れるかに思われたが、88分にロベルト・アンドリッヒ(Robert Andrich)のゴールで追いつくと、後半アディショナルタイムにはパトリック・シック(Patrik Schick)がボレーシュートを決め、またしても劇的な逆転勝利を飾った。

 来季続投を宣言したシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督は、「私はずっと前向きに見ていた」と明かし、「ハーフタイムには、『1ゴールが重要だ。そうすればすべてが一瞬で変わる』と言っていた」と話した。

「われわれには勝者のメンタリティーが備わっている。今シーズンを通じて、それを身につけてきた」

 SCフライブルク(SC Freiburg)は堂安律(Ritsu Doan)らのゴールでボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に3-0で快勝し、暫定7位に浮上した。(c)AFP