【3月29日 Xinhua News】国連教育科学文化機構(ユネスコ)執行委員会は27日、長白山地質公園など中国の6カ所を含む18カ所を「ユネスコ世界ジオパーク」に認定し、世界ジオパークネットワーク(GGN)のリストに加えることを承認した。

 長白山世界ジオパークは吉林省南東部に位置し、総面積は約2700平方キロ。第四紀火山活動によって形成された地形を特徴とし、複数回の噴火による巨大な火山円錐丘、千年に及ぶ噴火による堆積物、火砕流の浸食でできた峡谷、巨大な火口湖の天池などの地質遺産がある。380余りの火口があり、東アジアで火山数が最も多く、火山の密度が最も高く、火山岩が最も広く分布する地域となっている。長白山風景区の観光客数は23年、過去最高の274万7700人に上った。

 「ユネスコ世界ジオパーク」は世界的に重要な地質遺産を保護するための事業で、2015年にユネスコの正式なプログラムとなり、これまでに48カ国の213カ所が認定されている。中国からは今回、長白山を含め、恩施大峡谷騰竜洞(湖北省)、臨夏(甘粛省)、竜岩(福建省)、武功山(江西省)、興義(貴州省)の6カ所が認定され、総数は47カ所となった。(c)Xinhua News/AFPBB News