【3月27日 Xinhua News】中国甘粛省敦煌市月牙泉鎮月牙泉村ではこのところ、気温の上昇に伴い、鳴沙山・月牙泉風景区で輸送サービスを担うラクダへの「職業訓練」が始まっている。農家の人がラクダに乗り、人を乗せて運ぶのに慣れるようにしたり、先輩ラクダに新参ラクダを率いさせ、観光コースを歩いて覚えるようにしているほか、号令で立ち上がったり伏せたりする訓練も行い、風景区でサービスを提供するための基礎を整えている。

 鳴沙山の麓にある同村は、鳴沙山・月牙泉風景区の開発と歩調を合わせ、観光業の力強い発展を追い風にラクダ輸送産業の振興に力を入れ、風景区の観光業を充実させるだけでなく、地元農家の増収を支えている。ラクダに乗って壮大な砂漠の風景を楽しみ、シルクロードの風情に触れることは今や、同風景区を訪れる観光客にとっての主要アトラクションの一つになっている。(c)Xinhua News/AFPBB News