【3月27日 AFP】サッカー国際親善試合が26日、スペイン・マドリードで行われ、若手のラミネ・ヤマル(Lamine Yamal)とエンドリッキ(Endrick)が躍動したスペインとブラジルの一戦は、ブラジルが終了間際に追いついて3-3の引き分けに終わった。

 試合はヤマルがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得し、これをロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)が決めてスペインが早々に先制すると、さらにダニ・オルモ(Dani Olmo)が個人技で追加点を入れた。しかしブラジルも相手GKウナイ・シモン(Unai Simon)のミスからロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)が1点を返して前半を終えた。

 迎えた後半は、ブラジルが交代出場の17歳エンドリッキのゴールで早々に追いついた。スペインもロドリゴの2本目のPKで終盤に勝ち越しに成功したが、それでも後半アディショナルタイムにブラジルのルーカス・パケタ(Lucas Paqueta)がPKを決め、熱戦は引き分けに終わった。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)でプレーするブラジル代表のビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が、スペイン国内で度重なり人種差別の標的になっていることを受け、この試合は差別との闘いを促進するものとして組まれた。ビニシウスは試合では目立った活躍は見せられなかったが、初めてブラジル代表の主将としてプレーした。(c)AFP