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【03月25日 KOREA WAVE】迅速な意思決定を支援し、新事業をスピード感を持って推進することができ、情報技術(IT)業界が主に利用していた社内独立企業(CIC・Company In Company)制度が、韓国から消えている。

ネイバー・カカオなどIT業界はCICを減らし、本社に吸収するかたちで構造調整を進めている。

ネイバーは現在、5つのCICを再編する組織再編を推進している。CICの役割を再調整し、組織の一部を本社に吸収する計画だという。

ネイバーにはサーチ(検索)、コミュニティ(UGC・コミュニティ)、フォレスト(ショッピング)、ビズ(広告)、グレース(地域情報)の5つのCICがある。

2015年の導入後、最大8つの組織で運営していたCICは5つに減少し、今回の組織改編が終われば、CICの規模はさらに減る見通しだ。カカオも最近、プレゼントサービスを運営するコマースCICを本社部門に吸収する組織再編に踏み切った。

IT業界は、CICを削減しながら組織を単純化し、コスト効率化に取り組んでいる。

CICとは企業内部に組織したベンチャー、スタートアップのような小規模会社をいう。代表も別途に選び、意思決定もCICで行うことができるため、主に急速に成長する事業部門を分離してCICにする。

CICから始めて独立法人に分社した会社は、ネイバーウェブトゥーン、ネイバーファイナンシャル、カカオヘルスケアなどだ。

ただ、CICを運営するのに費用が多くかかる。独立的な組織として運営するため、別途の予算と人材が必要なためだ。

会社内の部署に入ると、既存の組織体系と予算を活用することができ、費用効率化が可能だ。

人工知能(AI)を中心に全面的な投資が必要な時点で、グローバルIT業界は「減らせるものは最大限減らす」作業を進めている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News