【3月25日 AFP】ロードレース世界選手権、第2戦ポルトガルGPは24日、MotoGPクラス決勝が行われ、プラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が優勝した。ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の2連覇中の王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)はクラッシュによるリタイアに見舞われた。

 予選3番手から出たマルティンはスタート直後の第1コーナーでトップに立つと、そのままレースの主導権を握り、ミスなくフィニッシュした。2021年にこのサーキットで大クラッシュを起こしたマルティンは、数度の手術を経て復帰すると、昨季はバニャイアに次ぐシーズン2位に入っている。

 ポールポジションから出たドゥカティのエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が2位、19歳の新人であるレッドブル・ガスガス・テック3(Red Bull Gasgas-Tech3)のペドロ・アコスタ(Pedro Acosta、スペイン)が3位に入った。

 開幕戦を制し、このサーキットでも2021年と2023年に勝っているバニャイアは、終盤にグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)と衝突して転倒リタイアとなり、MotoGP通算20勝目はならなかった。

 総合順位ではマルティンが60ポイントでトップに立ち、レッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)のブラッド・ビンダー(Brad Binder、南アフリカ)が42ポイントで2位、バスティアニーニが39ポイントで3位につけている。

 アルゼンチンGPが中止になったため、次戦は4月12日から14日にかけての米国GPとなる。(c)AFP