【3月25日 AFP】中止になったサッカーW杯北中米大会(2026 World Cup)アジア2次予選の北朝鮮対日本戦について、国際サッカー連盟(FIFA)が日程の再調整を行わないことを決めたため、日本が最終予選に進出する見込みが高まっている。

【写真9枚】21日に行われた日本のホームゲーム

 この一戦は平壌で26日に行われる予定だったが、北朝鮮側が試合の5日前、理由を明らかにせず主催できないと突然通達。これを受け、アジア・サッカー連盟(AFC)が22日に中止を決めると、週末にはFIFAも日程に余裕がないため「開催も日程の再設定もしない」と発表し、「この件と試合結果に関しては、FIFAの規律委員会に諮る」とした。

 北朝鮮は0-3の敗戦扱いになる可能性があり、その場合、日本の最終予選進出が決まる。21日の試合では日本が1-0で北朝鮮を下し、予選3戦3勝とした。

 2022年のカタールW杯でベスト16に入った日本代表だが、優勝候補と目されたアジアカップ(2023 AFC Asian Cup)ではイランに敗れて準々決勝で敗退。ホームでの北朝鮮戦も不完全燃焼に終わり、26日の試合を改善の機会と捉えていた森保一(Hajime Moriyasu)監督は「きのうの試合において気になった点や改善点を修正する機会がなくなったことは残念」と話し、「チームとしてさらなる向上を目指す」とコメントしている。(c)AFP