【3月24日 AFP】24日に行われた24F1第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2024)決勝で、序盤にリタイアしたレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が、「ハンドブレーキをかけたまま」走っているようだったとレースを振り返った。

 ここまでの開幕2戦で快勝を収め、今GPでもポールポジションを獲得して優勝が有力視されていたフェルスタッペンだったが、2周目にフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)に抜かれて状況が一変。ブレーキの問題でマシンからは煙が上がり、フェルスタッペンにとってのレースはここで終了した。

 フェルスタッペンは「現時点でデータから分かっているのは、スタート直後から右のリアブレーキが固定されていたということだ」と話し、「それが損傷を与え続け、ハンドブレーキをかけたまま走っているような状態だった」と続けた。

「コーナーでマシンの挙動がおかしく、すごく不安定だったのはそのせいだ。でも、グリッドに着くまでは本当にハマっていて、僕もチームの仕事に満足していた」

 これによりフェルスタッペンは、昨シーズンに自ら達成したGP10連勝という最長記録への挑戦はひとまずお預けとなった。また、ポールスタートからの連勝も18戦でストップし、連続完走も43レースで止まった。(c)AFP