(c)news1
(c)news1

【03月23日 KOREA WAVE】物価と住宅価格が高いソウル地域に住んでいる人ほど結婚が遅れる―――。そんな傾向が明らかになった。

韓国統計庁の「2023年婚姻統計」によると、昨年、全国の平均初婚年齢は男性で34.0歳、女性で31.5歳だった。1年前と比べると、男性は0.3歳、女性は0.2歳上がった。

地域別に見ると、ソウルの平均初婚年齢が男女とも最も高かった。男性はソウルが34.4歳で全国平均を0.4歳上回った。続いて釜山・済州がそれぞれ34.3歳、全羅北道34.1歳、全羅南道34.0歳の順だった。

女性もソウルが32.4歳で最も高く、釜山32.0歳、世宗31.8歳、済州31.7歳、慶尚南道31.3歳が続いた。

ソウルの平均初婚年齢が特に高い背景には、生活費の高さに伴う実質所得の下落がある。消費や貯蓄に使えるお金が減り、結婚を遅らせる人が多いとみられる。

国際コンサルティング会社マーサー(Mercer)が実施した「2023年都市生活費調査」によると、ソウルは世界227都市の中で生計費が16番目に高い都市に選ばれた。これは19位を記録した日本の東京よりも高い順位だ。

統計庁が出した「韓国の社会動向2023」を見ると、全年齢層が結婚をしない主な理由として、嫁入り道具費用、住居準備など「結婚資金不足」(33.7%)を挙げている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News