【3月23日 CGTN Japanese】中国南部・広東省に位置する広湛高速鉄道(広州-湛江間の高速鉄道)湛江湾海底トンネルがこのほど貫通しました。

 広湛高速鉄道湛江湾海底トンネルは全長9640メートルで、直径14.33メートルのシールドマシンが33カ月かけて7551メートルの掘進を行い、現時点で中国で単独掘進距離が最長の大口径海底高速鉄道シールドトンネルとなりました。

 同トンネルの建設工事は、工事中に海や都市部を越える際、掘削断面が大きく、地質条件が悪く、廃泥が多いなど工事上の難題を解決したということです。工事はシールドトンネル工法で湛江湾の地層を貫き、高速鉄道を湛江市街地に導入します。この施工方式は湛江湾の既存の都市スカイラインを効果的に維持し、航路の通行への影響を減らし、高速鉄道運行の安全に与える台風の影響を効果的に回避できます。

 広湛高速鉄道は2025年末に運行準備が整う計画で、完成後、広州と湛江の市街地は90分で相互接続が可能となり、設計時速は350キロで、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)と海南自由貿易港、北部湾都市群を結ぶ高速鉄道大ルートの重要な構成部分となります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News