【3月21日 AFP】米大リーグ(MLB)の2024年シーズン開幕シリーズ初戦が20日、韓国・ソウルで行われ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)が5‐2でサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)に勝利した。ドジャースの大谷翔平(Shohei Ohtani)は、チームでのデビューを振り返り「リラックスして入れた」と振り返った。

 野球人気の高い韓国で大谷の一挙手一投足が取り上げられる中、同国で初めて行われるMLBレギュラーシーズンの試合会場、高尺スカイドーム(Gocheok Sky Dome)は背番号17番のユニホームを着たファンで満員となった。

 公式戦デビューは序盤の打席こそ目立たなかったが、8回には適時打を放つなど5打数2安打1打点を記録し、チームも逆転勝利を収めた。

 大谷は試合に「リラックスして入れた」とコメントし、チームの戦う気持ちに満足している様子を見せた。

「まずは勝てたのが一番かなと思います。終盤で逆転できるのが強いチームじゃないかなと思うので、こういう試合が増えれば、おのずと勝ちが増えていくんじゃないかなと思います」

「逆転できたのがチームとしてよかったんじゃないかなと思います」

 また、昨年の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表のチームメートとして戦い、ともにプロ野球(NPB)の北海道日本ハムファイターズ(Hokkaido Nippon Ham Fighters)出身のダルビッシュ有(Yu Darvish)との初対戦については、「一球一球、気合が入っていたと思いますし、素晴らしい球が来ていた。僕にとっては苦しい打席でしたけど、何とか1本出てよかったと思います」と振り返った。

 パドレスは3回に先制した後、追いつかれた4回にすぐさま勝ち越しに成功。しかし、ドジャースは、8回に大谷の適時打などで一挙4点を奪って試合をひっくり返した。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督は「(大谷を含む打者は)1度のスイングで本来の姿を取り戻すことがある。ショウヘイにとっては全体的に素晴らしい夜だった」とコメントしている。

 21日にはシリーズ第2戦が行われ、ドジャースは山本由伸(Yoshinobu Yamamoto)が先発登板でデビューを飾ることになる。(c)AFP/Andrew MCKIRDY