【3月21日 Xinhua News】中国北京市統計局はこのほど、文化産業が2023年に急速に回復し、新業態による売上高の割合が上昇したと発表した。一定規模(主要事業の年間売上高500万元、1元=約21円)以上の文化関連企業の売上高は前年比13・6%増の2兆638億3千万元だった。

 文化産業増加値(付加価値額)の域内総生産(GDP)に占める割合が引き続き上昇した。国家統計局からの情報によると、22年は北京の文化産業の増加値が前年比4・2%増の4700億3千万元となり、伸び率は全国の文化産業を1・5ポイント上回った。同市GDPに占める割合は0・3ポイント上昇の11・3%と省(自治区・直轄市)の中で唯一、2桁となった。文化産業が発展の勢いを蓄え、エネルギーを集める役割は強まり続けている。対全国比も0・1ポイント上昇の8・7%となり、北京は全国の文化の中心としての地位を一層固めた。

 文化産業では新業態が新たな成長分野を育んでいる。新業態の事業を手掛ける文化企業の23年の売上高は16・2%増の1兆3787億7千万元で、文化企業の売上高の伸びを10・9ポイント押し上げた。文化企業の売上高に占める割合は1・5ポイント上昇の68・5%、全国の新業態文化企業の売上高に占める割合は0・2ポイント上昇の26・3%となった。(c)Xinhua News/AFPBB News