【3月20日 AFP】北米アイスホッケーリーグ(NHL)の元選手で、女子テニス世界ランキング2位のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)と交際していたコンスタンティン・コルツォフ(Konstantin Koltsov)さんの死について、米マイアミの地元当局は19日、「自殺とみられる」との見解を示し、事件性の疑いはないと発表した。

 サバレンカが今週出場する予定のマイアミ・オープン(Miami Open 2024)の主催者は、コルツォフさんが亡くなった後もサバレンカから欠場の連絡はなく、「出場の意向」だと明かした。

 警察によれば、コルツォフさんは18日未明、マイアミ市内にある高級リゾートの一室のバルコニーから飛び降り、命を落とした。42歳だった。

 サバレンカはマイアミでトレーニングすることが多く、市内には住居を構えている。

 コルツォフさんはNHLのピッツバーグ・ペンギンズ(Pittsburgh Penguins)に2003年から06年まで所属し、通算144試合でプレーした。ベラルーシ代表としては02年のソルトレークシティー冬季五輪と10年のバンクーバー冬季五輪に参加し、世界選手権にも9度出場。20年に3人の子をもうけた妻と離婚し、その後サバレンカとの交際を始めていた。

 サバレンカは19日午後、練習のためマイアミ・オープンの会場に入った。今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)で連覇を果たしたサバレンカは、自身初戦の2回戦でパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)と対戦する。(c)AFP/Simon EVANS