【3月19日 CGTN Japanese】このところ、海外から中国を訪れる外国人による支払い問題が注目されています。その解決に向けた一連の対策と進ちょくを経て、中央銀行である中国人民銀行が14日に、海外からの外国人向け支払いガイドラインを発表したのに続いて、18日に外国人向けデジタル人民元の支払いガイドラインを発表しました。

 同ガイドによりますと、携帯電話ユーザーは「App Store」や「Google play」などのアプリストアで「e-CNY」というキーワードで検索し、デジタル人民元のアプリをダウンロードしてインストールすることができます。現在、デジタル人民元は210余りの国や地域の携帯電話番号によるアカウント登録とウォレット開設をサポートしています。デジタル人民元ウォレットの開設は、運営機関の銀行に口座がなくても可能です。匿名のウォレットを開通させるには窓口での手続きは必要なく、パスポートなどの身分情報の提供や中国国内の銀行に口座を開設する必要もありません。ただし、匿名のウォレットでの支払いは1回当たりの支払い額の上限が2000元(約4万円)、1日当たりの累計が5000元(約10万円)に制限されます。

 デジタル人民元ウォレットを使用する際は、事前のチャージは必要なく、直接銀行カードで支払うことができます。現時点ではVisa、Mastercardの銀行カードをサポートしており、さらに多くの国際カード発行機関がアクセスできるよう準備中です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News