【3月14日 AFP】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は13日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)南部ラファ(Rafah)の食料配給所がイスラエル軍の攻撃を受け、職員1人が死亡したと発表した。

 UNRWAは声明で「ラファ東部の食料配給所へのイスラエル軍の攻撃で職員少なくとも1人が死亡、22人が負傷した」としている。

 声明の中でフィリップ・ラザリニ(Philippe Lazzarini)事務局長は、「食料が底をつき飢餓が拡大、一部地区では飢饉(ききん)に直面する中、ガザに残る数少ない食料配給所の一つが攻撃された」と指摘した。

 イスラエル側は、この攻撃でイスラム組織ハマス(Hamas)の戦闘員1人を殺害したと主張した。

 一方、ガザの保健当局は、今回の攻撃で4人が死亡したとしている。

 同当局によると、ガザでは栄養失調と脱水症状のためこれまでに子どもを中心に27人が死亡した。(c)AFP/Adel Zaanoun with Robbie Corey-Boulet in Jerusalem