【3月14日 CNS】北京市では2023年、地下鉄や鉄道などの軌道交通を中心に地上のバスで補完する公共交通体系が基本的に構築され、環境配慮型の交通体系の構築が加速している。北京市が2月26日に開いた会議で説明した。

 北京市の交通部門は、歩行者優先、バス優先、環境優先の方針を実施し、供給の最適化、需要の調整、ガバナンスの強化に取り組んでおり、環境にやさしく、安全でスマートな都市交通システムの構築に力を入れてきた。

 市内の地下鉄は運行距離で全国トップになり、バスも通学バス、医療バス、観光バスなどの選択肢が増えた。シェア自転車の利用回数も10億回を超えている。

 北京では、地下鉄と近郊鉄道の運賃を一体化し、スムーズな乗り換えが可能になったほか、地下鉄の総延長も836キロメートルに拡大した。

 非効率なバス路線22路線を削減して効率化を図り、バスと地下鉄の接続距離を短縮し、利便性を向上させたほか、総延長251キロメートルの自動車専用道路を整備した。さらに、自動車の駐車場を1万台以上、自転車などの駐輪場を35万台以上新設した。

 こうした取り組みによって、北京市の公共交通はより環境にやさしく、便利になり、市民の生活をサポートしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News