【3月12日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)は11日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が世界ランク123位のルカ・ナルディ(Luca Nardi、イタリア)に4‐6、6‐3、3‐6で敗れた。

 ランキング下位のナルディは見事なプレーを見せ、大会復帰を果たしたジョコビッチを敗退に追い込んだ。マスターズレベルの大会で世界ランク1位を破ったトップ100圏外の選手は、1990年以降ではナルディが史上6人目となっている。

 ジョコビッチはヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)戦での3敗を含め、イタリア勢との直近7試合では5試合で黒星を喫している。

 20歳のナルディは今大会の予選最終戦で敗れていたが、本大会出場選手が棄権したためラッキールーザーとしてトーナメントに残っていた。

 ナルデイは番狂わせを演じてジョコビッチと同様の衝撃を受けた様子で、「今夜までは誰も自分のことは知らなかった。観客の方々がこの試合を楽しんでくれたことを願う。とっても満足だ」と、オンコートインタビューで語った。

「これは本当に奇跡だと思う。ランキングトップ100圏外の選手なのに、ノバクに勝った。クレイジー、クレイジーだ」 (c)AFP