【3月11日 AFP】23-24スペイン1部リーグは10日、第28節の試合が行われ、首位レアル・マドリード(Real Madrid)は4-0で下位セルタ(Celta de Vigo)に快勝し、2位との勝ち点7差を維持した。

 レアルを指揮したこともあるラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督率いるセルタに対して、レアルは前半の中盤、アントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)のヘディングシュートのこぼれ球をビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が押し込んで先制すると、終盤からセルタが崩れ始めた。

 まずはリュディガーが再びヘディングシュートを放つと、これが相手GKビセンテ・ガイタ(Vicente Guaita)に当たってゴールに入り、レアルがオウンゴールでリードを広げた。さらにビニシウスがゴール前に入れた絶妙なクロスに対して、ガイタと重なったDFカルロス・ドミンゲス(Carlos Dominguez)が自軍ゴールに入れてしまい、再びオウンゴールで3点差とした。

 最後は後半アディショナルタイム、交代で出場した期待の新星アルダ・ギュレル(Arda Guler)が加入後初ゴールを決め、レアルが出場停止のジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)不在を感じさせない勝利を収めた。

 リーグ無敗を22試合に伸ばしたレアルは、これで2位ジローナ(Girona FC)と勝ち点7差、昨季王者の3位FCバルセロナ(FC Barcelona)と同8差の首位を守っている。前節までリーグ戦5試合中3試合で勝ち点を落としていたが、ここまで優勝争いで健闘してきたジローナが失速し始めていることもあり、優勝へ近づいている。(c)AFP