【3月11日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは10日、第28節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)とマンチェスター・シティ(Manchester City)は1-1で引き分けた。これによりアーセナル(Arsenal)が首位に浮上した。

 試合はシティが前半にジョン・ストーンズ(John Stones)のゴールで先制したが、リバプールも後半開始すぐにアレクシス・マック・アリスター(Alexis Mac Allister)のPKで追いついた。

 この結果はアーセナルが望んでいた通りのものだった。前日のブレントフォード(Brentford FC)戦で2-1の劇的な勝利を収めていたアーセナルは、リバプールと得失点差7の首位に浮上。シティが勝ち点1差の3位で追い、残りは全チーム10試合となっている。

 激しい優勝争いは、3月31日に行われるマンチェスター・シティ対アーセナルの一戦がタイトルを左右する大一番になる可能性がある。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は「センセーショナルだ。最初の10分はわれわれに少し落ち着きがなく、シティのペースだったが、後半は自分が指揮したシティ戦で間違いなく一番だった」と話し、「もちろん、相手も枠に当たったシュートがあったが、こちらも2、3点決めていてもおかしくなかった。飛び抜けたゲームで、素晴らしかった」と続けた。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「アンフィールド(Anfield)での試合がどれだけ難しいかは知っている。相手は信じられないチーム。向こうの時間もあったし、こちらの時間帯もあった。彼らのようなスタイルと対戦するのは簡単ではない。それでも勝ち点1が取れた」とコメントした。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は4-0でアストン・ビラ(Aston Villa)に大勝し、トップ4入りの希望をつないだ。

 来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権争いの面で、4位争いのライバルであるアストン・ビラに敗れれば致命的なことになりかねない状況だったが、トッテナムは敵地で後半に4ゴールを重ねて勝利した。

 ジェームズ・マディソン(James Maddison)が先制点を決めると、ブレナン・ジョンソン(Brennan Johnson)のゴールで2-0。その後、アストン・ビラ主将のジョン・マッギン(John McGinn)が退場になって数的有利を得る中、後半アディショナルタイムには孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)とティモ・ヴェルナー(Timo Werner)にもゴールが生まれた。

 これにより、消化の1試合少ない5位トッテナムが4位ビラとの勝ち点差を2ポイントに縮めている。(c)AFP/Steven GRIFFITHS