【3月10日 AFP】自転車ロードレース、パリ~ニース(Paris-Nice 2024)は9日、第7ステージ(ニース〜ラマドンドゥユテル、104キロメートル)が行われ、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のアレクサンドル・ブラソフ(Aleksandr Vlasov)がステージ勝利。UTE(UAE TEAM EMIRATES)のブランドン・マクナルティ(Brandon McNulty、米国)が僅差の総合首位を維持した。

 最終日前日の見せ場になるとみられていた今ステージだが、季節外れの雪の影響で104キロの超短距離戦に短縮された。その中で、平均勾配5.7パーセントの上り坂が続く最後の15キロで徐々に選手が振り落とされていったが、ブラソフが残り5キロで単独で抜け出し勝利した。

 マクナルティは最後の上り坂で脱落したが影響を抑え、チーム・ビスマ・リースアバイク(Team Visma | Lease a Bike)のマッテオ・ヨルゲンソン(Matteo Jorgenson、米国)と4秒差のトップを守った。開幕前の優勝候補だったスダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)は36秒差の4位となっている。

 10日の最終第8ステージも、長さは109キロながら五つの山岳を含む厳しいステージで、大きな順位の変動が起こる可能性もある。(c)AFP