【3月8日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)は7日、男女シングルス1回戦が行われ、女子の大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-3、6-1で予選勝者のサラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)を下し、2回戦に進出した。

 四大大会(グランドスラム)通算4勝を誇り、BNPパリバ・オープンでは2018年に優勝している大坂は、5度のブレークが生まれた第1セットを先取すると、そのまま約1時間10分でストレート勝ちを収めた。

 出産を経て今季から復帰し、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)では初戦敗退に終わったが、先月のカタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)では準々決勝に進出していた中、試合後には「またプレーできてうれしい」と喜び、「もっと改善しなければならないのは分かっているけれど、勝利を積み重ねられるようになってきてわくわくしている」と手応えも口にした。

 3回戦の切符を懸けた次戦は、第14シードのリュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova)と対戦する。

 日比野菜緒(Nao Hibino)もヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を2-6、6-3、6-0で破り、初戦を突破した。

 43歳のヴィーナスはこれが昨年8月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)以来の実戦で、その2週間前に行われたウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2023)を最後に勝利から遠ざかっている。

 その他では、元世界ランキング1位のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が7-6(8-6)、6-1で中国の朱琳(Zhu Lin、ズー・リン)に勝利。2021年の全米オープン女王で現在は世界250位に後退しているエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)も6-2、6-3で予選勝者のレベカ・マサロワ(Rebeka Masarova、スペイン)を下した。

 男子の望月慎太郎(Shintaro Mochizuki)はアレクサンダー・ブキッチ(Aleksandar Vukic、オーストラリア)に6-7(4-7)、6-7(6-8)で敗れた。ブキッチは次戦、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦する。(c)AFP