【3月7日 AFP】イスラエルのオリット・ストローク(Orit Strock)国家特命相は6日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)で入植者用住宅3500戸の建設計画を推進する方針を明言した。

 イスラエルでは極右のベツァレル・スモトリッチ(Bezalel Smotrich)財務相が先月、西岸でパレスチナ人武装集団によって民間人1人が殺害されるなどしたのを受け、報復として入植地を拡大する意向を表明。

 スモトリッチ氏の盟友で同じく極右のストローク氏もX(旧ツイッター)に「われわれは入植を続ける」と投稿。「3500戸近くの入植者住宅」の建設を計画していることを明らかにした。

 イスラエルの入植活動を監視するNGO「ピース・ナウ(Peace Now)」は、エルサレム東郊のマーレアドゥミム(Maale Adumim)とケダール(Kedar)、同市南郊のエフラット(Efrat)で、計3426戸の建設が計画されていると指摘している。(c)AFP