【3月7日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー(US PGA Tour)が新設する営利団体「PGAツアーエンタープライズ(PGA Tour Enterprises)」の理事会メンバーが6日に発表され、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)らが名を連ねた。

 今年1月に発表されたPGAツアーエンタープライズは、米国スポーツチームのオーナーたちの集合体であるスポーツビジネスの投資会社ストラテジック・スポーツグループ(SSG)と米ツアーの提携により立ち上げられた。SSGはツアーの投資機会と成長を創出するために、15億ドル(約2240億円)を投資する。

 PGAツアーエンタープライズは13人の理事会によって監督され、スポンサーシップや商業機会に加えて新たなメディアやファンとのかかわりに重点を置き、米ツアーのすべての商業活動を主導する。

 理事会にはウッズをはじめ、パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay、米国)やピーター・マルナティ(Peter Malnati、米国)、アダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)、ウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)といったPGA方針委員会の現役選手が名を連ねる。

 またSSGからは、米大リーグ(MLB)のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)のジョン・ヘンリー(John W. Henry)オーナー、サム・ケネディ(Sam Kennedy)球団社長、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)のアンドリュー・コーエン(Andrew Cohen)副会長、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)や米メジャーリーグサッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッド(Atlanta United)を所有するアーサー・ブランク(Arthur Blank)氏の4人が参加する。

 選手側はPGA方針委員会とPGAツアーエンタープライズの調整役を望んでおり、双方で理事を務める元選手のジョー・オギルビー(Joe Ogilvie)氏がその役目に選出されている。

 また米ツアーのジェイ・モナハン(Jay Monahan)コミッショナーとPGA方針委員会の社外取締役ジョー・ゴーダー(Joe Gorder)氏も理事会メンバーに任命されており、モナハン氏がPGAツアーエンタープライズの最高経営責任者(CEO)を務めることになる。(c)AFP