【3月6日 AFP】オーストラリアと東南アジア諸国連合(ASEAN)との特別首脳会議は6日、南シナ海(South China Sea)で中国が威嚇行動を活発化する中、同海域での「平和を脅かす」行為を非難する共同宣言を発表した。

 豪州およびASEAN10か国は、「われわれは、すべての国に対し、南シナ海の平和と安全、安定を脅かす一方的行為を避けるよう求める」と表明した。

 中国は南シナ海のほぼ全域の管轄権を主張しており、近隣諸国との領有権争いは地域の安全保障問題に発展している。6日まで3日間にわたって行われた特別首脳会議でも主要な議題となった。

 今週に入ってからも、南シナ海でフィリピン軍の補給船が中国船に嫌がらせを受けたとされる事例が報告されている。(c)AFP