【3月5日 AFP】フランス・ベルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)で4日、女性が人工妊娠中絶を行う権利を憲法で保障する法案が賛成多数で承認されたことを受け、承認内容を記した文書に「議会の紋章」が刻印された。

 ガブリエル・アタル(Gabriel Attal)首相らが立ち合い、専用の巨大なシールプレス機で文書に紋章が押された。エンボス加工を施すシールプレス機は、表面に刻印を浮き上がらせる。

 採決では賛成780、反対72と、憲法改正に必要な5分の3の賛成を大幅に上回った。フランスは世界で初めて、中絶の権利を憲法に明記する国となる。(c)AFP