【3月5日 AFP】パリ五輪・パラリンピックの公式ポスターが4日、フランス・パリのオルセー美術館(Musee d'Orsay)でお披露目された。

 大会組織委員会のトニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)会長によると、ポスターには五輪とパラリンピックの全54競技と、今大会の象徴ともなる予定の市民マラソンやセーヌ(Seine)川での開会式の他、メダルやトーチ、聖火リレーの様子などが描かれているという。

 エスタンゲ会長はポスター発表の式典で「いろんなメッセージがあり、とても華やかで大衆的だ。このポスターには4万もの人物などが描かれている。何よりも『都市でのスポーツ』という強いメッセージがある」と話した。

 また、ポスターをデザインしたイラストレーターのウーゴ・ガットーニ(Ugo Gattoni)氏は「このポスターを見るのには、かなりの時間がかかる。現実の風景や世界が描かれているが、見る人は夢中になってしまう。それが私たちの意図するところでもあった。ストーリーを持たせることはとても重要だ。見る人はいろんな角度からこのポスターを見ることができると思うし、あらゆる方法をたどって、見ることに没頭できると思う」と語った。(c)AFP