【3月5日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)の会合が4日開かれ、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が北極圏の刑務所で先月死亡した件について、欧米諸国など43か国が、独立した国際調査の実施を受け入れるようロシアに要請した。43か国は、最終責任はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領にあるとしている。

 会合には欧州連合(EU)加盟国や米、英、ウクライナ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、ノルウェーなどの代表が出席した。

 EUのロッテ・クヌーセン(Lotte Knudsen)大使は43か国を代表し、「われわれはナワリヌイ氏の死に憤りを感じている。最終的な責任はプーチン大統領およびロシア当局にある」と主張。

「ロシアはナワリヌイ氏急死の状況について、独立した透明性のある国際調査の実施を受け入れなければならない」とするとともに、同氏の死は「ロシアで組織的な弾圧が加速していることの表れ」だと指摘した。(c)AFP