【3月5日 AFP】米大リーグ(MLB)のフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)は4日、33歳の右腕ザック・ウィーラー(Zack Wheeler)投手と2027年までの3年間で延長契約に合意したと発表した。

 契約総額は1億2600万ドル(約189億円)で、フィリーズの公式ウェブサイトによると、延長契約における平均年俸4200万ドル(約63億円)はMLB史上最高額になるという。

 ウィーラーはニューヨーク・メッツ(New York Mets)で5年間プレーした後、2020年に5年総額1億1800万ドル(約177億円)でフィリーズへ移籍していた。

 同球団ではここまで101試合に先発して通算43勝25敗を記録し、この5シーズンではメジャー4位の防御率3.06、同7位の675奪三振をマーク。直近2年のポストシーズンでも、防御率2.42の好成績を挙げている。

 その一方で、フィリーズは2008年シーズンを最後にワールドシリーズのタイトルから遠ざかっている。20022年シーズンは同シリーズでヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に4勝2敗で敗れ、昨季はナ・リーグ優勝決定シリーズでアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)に苦杯をなめている。(c)AFP