【3月2日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2024)は1日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は線審に不適切な言葉を吐いたとして失格となった。これにより、第7シードのアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)が決勝に勝ち上がった。

 ロシア出身のルブレフは6-7(4-7)、7-6(7-5)、5-6となった場面で激高し、線審を怒鳴りつけると、ロシア語で暴言を吐いたと別の線審から指摘された。使用したのは英語で不適切な言葉は使っていないと主張したが、そのまま失格となった。

 一方、バブリクは主審と男子プロテニス協会(ATP)のスーパーバイザーに試合続行を掛け合ったが、処分が確定して試合は終了となった。

 バブリクは試合後「こんな形で勝つくらいなら、第3セットは6-7で負けていた方がましだった」とコメントし、全大会で自動線審を導入すればこうした問題は避けられると語った。これでバブリクは4日に発表される最新世界ランキングで、カザフスタン男子では史上初となる20位以内に入ることが確定した。

 もう一つの準決勝では、第5シードのウゴ・アンベール(Ugo Humbert、フランス)が大会連覇を目指していた第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)を7-5、6-3で撃破し、決勝に駒を進めた。

 アンベールはメドベージェフの同大会での連勝を8で止め、直接対決の戦績も3勝1敗に更新。トップ5との戦績も4勝3敗に伸ばした。(c)AFP/Reem Abulleil