【3月2日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表(50)が、女性スタッフとのやり取りとされる私的なメッセージがF1関係者やメディアに流出し、再び重圧にさらされている。

 ホーナー氏は2月から女性チームスタッフへの不適切行為疑惑が持ち上がっていたが、告発についてはこれまで強く否定しており、内部調査の末に同28日には潔白との判断が下っていた。

 ところが翌29日、匿名の情報源からメッセージや写真ファイルが、F1の上層部やAFPを含む複数の国際報道機関に電子メールで送られた。ファイルの内容が告発の一部かどうかは定かでなく、中身についても法的な理由で公表は不可能となっている。

 この事態に関してホーナー氏は1日、「匿名の臆測に関してコメントするつもりはない。繰り返しになるが、私は常に疑惑を否定してきた」と述べた。

 また、「外部専門家による調査を尊重し、全ての段階で全面協力した」と主張し、「外部の専門弁護士による徹底的かつ公正な調査の結果、告発は退けられた。私は引き続きシーズン開幕に集中する」と語った。

 チームを保有するオーストリアのエナジードリンク企業レッドブルの広報担当者は、「これはホーナー氏と別の人物とのプライベートな問題であり、レッドブルがコメントするのは不適切である」と述べた。(c)AFP