【2月29日 AFP】女性スタッフへの不適切行為疑惑が上がっていたフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)、レッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表について、チームを保有するオーストリアのエナジードリンク企業レッドブルは28日、独自調査の結果「訴えを退けた」と発表した。

 ホーナー氏は今月、女性のチームメンバーもしくはスタッフから「不適切行為」の告発があったとオランダ紙テレグラフで報じられ、外部の弁護士による聞き取りを受けていた。本人は一貫して否定していた中で、今回、疑惑が晴れた。

 レッドブルは告発した人物には異議申し立ての権利があるとしつつ、「調査は公正、公平かつ厳密に行われたと自信を持っている」とした。

 ホーナー氏は28日に英ロンドンから開幕戦が行われるバーレーンに移動しだが、会場でのメディアデーに姿はなかった。29日に行われるフリー走行ではピットに入るとみられている。

 ホーナー氏は2005年からレッドブルの代表を務め、これまでにドライバーズ選手権で7度、コンストラクターズ選手権では6度のタイトル獲得を果たしている。昨季もチームは22戦中21戦で優勝するなど圧倒的な強さを誇り、マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がドライバーズタイトル3連覇を達成した。(c)AFP