【2月28日 AFP】米国とカナダの各地は今週、2月の気温としては観測史上最高を更新した。

 米中西部ミズーリ州セントルイス(St. Louis)の気温は26日に26.6度を記録し、翌27日には2月としては史上最高の30度を記録した。

 米国立気象局(NWS)によれば、イリノイ州シカゴの気温は27日に21度を超えたが、28日朝までには体感温度で氷点下まで下がるとみられている。

 ミネソタ州ミネアポリス・セントポール(Minneapolis-St. Paul)では、26日に18.3度まで上昇し、2月の記録を更新。ただ翌27日については大吹雪警報が出された。

 カナダも記録的な暖かさとなり、同国の環境省によれば、モントリオールの27日の気温は2月としては史上最高の15度まで上昇した。

 季節外れの暖かさの要因について専門家は、気候変動に加えてエルニーニョ(El Nino)現象の影響があると指摘。また、夏のような気温は長くは続かず、すぐに真冬の寒さに逆戻りするとも予測している。(c)AFP