【2月28日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の大谷翔平(Shohei Ohtani)が27日、シカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)とのオープン戦で新チームデビューを飾り、2点本塁打を放って早速印象を残した。

 2番・指名打者(DH)で出場した大谷は、5回2死の場面で相手右腕のドミニク・レオン(Dominic Leone)から3-4に追い上げる左翼への2点本塁打を放ち、客席からスタンディングオベーションを受けた。3打数1安打としたこの回限りでお役御免となった大谷は、もちろん大きな最初の一歩だと振り返り、「無事に終わってよかった」と話した。

 投打の二刀流で知られる大谷だが、昨年9月に右肘を手術したため今季はマウンドに上がらない。それでも出場自体が復活に向けた次の重要な一歩で、本人も韓国で3月20日と21日に行われるサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)との開幕シリーズ出場を見据えている。

 大谷は出番を終えて、「緊張はなかった。まだスプリングトレーニングの段階なので。まず自分の調整が一番大事かなと」コメントした。

 この日は、1番ムーキー・ベッツ(Mookie Betts)、3番フレディー・フリーマン(Freddie Freeman)に挟まれた2番で登場し、MVPトリオを形成。これについては、「やること自体は変わらずに、ストライクだけしっかり自分のスイングをすることが一番」としつつ、「前後にムーキーもフレディも(いて)、それ以降も良いバッターがいるので、どう変わっていくのかというのが楽しみ」と述べている。

 試合はドジャースが9‐6で勝利を収めた。(c)AFP