【2月27日 AFP】サッカー女子日本代表の池田太(Futoshi Ikeda)監督は27日、北朝鮮とのパリ五輪アジア最終予選第2戦を翌日に控え、「アグレッシブ」に戦うと意気込みを語った。

 24日に中立地のサウジアラビアで行われた初戦は0‐0の引き分けに終わっており、28日の一戦の勝者が二つあるアジア出場枠のうちの一つを手にすることになる。

 東京・国立競技場(Japan National Stadium)での一戦は「決勝戦のように」なると述べた指揮官は、「勝利するためにはゴールが必要。得点するための前へのアグレッシブなプレーも、初戦よりも一人一人の攻撃の距離感も大事に」したいとし、「(北朝鮮の)ロングボールに対応、もしくはセカンドボールを回収して攻撃につなげる部分も大事にしたい」と続けた。

 なでしこは2012年のロンドン五輪で銀メダルを獲得した後、リオデジャネイロ五輪の出場を逃し、2021年に行われた東京五輪では準々決勝で敗退している。

 一方で北朝鮮は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)以降では初となる国際舞台復帰を昨年の第19回アジア競技大会(19th Asian GamesAsiad)で果たしたが、決勝では日本が4‐1で勝利して優勝を飾った。

 試合を前に「高揚感」を感じているという池田監督。「失うものもあるが、手にするものも大きい。そこにフォーカスする。つかみ取る喜びと達成感、ポジティブなものを伝えていきたい」 (c)AFP