【2月26日 AFP】サッカー元日本代表で、レスター・シティ(Leicester City)でイングランド・プレミアリーグ制覇を果たした岡崎慎司(Shinji Okazaki)が、今季限りでの現役引退を決断したと26日に国内メディアが報じた。

 現在37歳の岡崎は、クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督の下で奇跡のプレミア初制覇を果たした2015-16シーズンのレスターで主力を務め、リーグ36試合に出場して5ゴールを挙げた。残り8試合となったニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)戦では、2位との勝ち点5差を維持する見事なオーバーヘッドキックでの決勝点を挙げた。

 献身性を武器とする岡崎について、ラニエリ監督は翌シーズンに「チームにとって重要な選手で、どんどんプレスをかけてくれる」と評価し、岡崎は「ジリリン、ジリリンというベルを持っている選手で、チームメートの目を覚ますことができる」と表現している。

 日本代表でも、岡崎は119試合に出場して歴代3位となる通算50ゴールを挙げ、W杯(World Cup)3大会に出場。2011年にはアジアカップ(2011 AFC Asian Cup)制覇を経験した。

 Jリーグの清水エスパルス(Shimizu S-Pulse)でプロキャリアをスタートさせた岡崎は、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)とマインツ05(Mainz 05)を経て、2015年にレスターへ加入した。2019年の退団後は、スペインのクラブを渡り歩き、現在はベルギー1部リーグのシントトロイデン(Sint-Truiden)でプレーしている。(c)AFP