【2月25日 AFP】イスラエル戦時内閣は24日、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)との新たな休戦・人質解放交渉に向けた交渉継続のため、カタールに代表団を改めて派遣することで合意した。地元メディアが報じた。

 当局者やイスラエルメディアによると、仏パリで行われたカタール、エジプト、米国の代表者協議に参加していた代表団が24日夜に帰国し、協議内容を戦時内閣に報告した。協議には、イスラエルの対外特務機関モサド(Mossad)と国内治安機関シンベト(Shin Bet)のトップがそれぞれ出席していた。

 政府に対する国内の圧力も確実に高まっている。テルアビブでは同日夜、集会に参加した数千人が、人質解放へのより迅速な対応を求めて声を上げた。また、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相政権に退陣を求める反政府デモも行われ、機動隊が散会させようとデモ隊に向けて放水した。(c)AFP/Phil Hazlewood with Adel Zaanoun in the Gaza Strip