【2月24日 AFP】交通事故で死去した陸上男子マラソンの世界記録保持者、ケルビン・キプタム(Kelvin Kiptum、ケニア)選手の葬儀が23日、故郷のケニア・チェプコリオ(Chepkorio)村で執り行われ、選手仲間や要人ら大勢の参列者が最後の別れを告げた。

 キプタム選手は、シカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon 2023)で世界新記録を樹立したわずか数か月後の今月11日、交通事故で命を落とした。24歳だった。

 キプタム選手との間に2人の子どもがいる妻のアセナス・ロティッチさんは、涙ながらに弔辞を読み、「きょう、あなたがもう戻って来ることはなく、私は愛する子どもたちと残ることになり、信じられない」と述べた。4月には挙式する予定だったと明かし、「あなたが亡くなっても愛を誓います」と語った。

 葬儀にはケニアのウィリアム・ルト(William Ruto)大統領やワールドアスレティックス(World Athletics、世界陸連)のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長も参列した。

 女子1500メートルの世界記録を持つフェイス・キピエゴン(Faith Kipyegon、ケニア)や男子800メートルで2個の五輪金メダルに輝いたデビッド・ルディシャ(David Lekuta Rudisha)氏ら現役・元選手の姿もあった。(c)AFP/Ailéen KIMUTAI, with Hillary ORINDE in Nairobi