【2月23日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2024)は22日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-3、6-2で第6シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)を下し、2週連続優勝に前進した。

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 前週のカタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)で大会3連覇を果たしたばかりのシフィオンテクは、これでマッチ連勝も7に伸ばした。同一シーズンに両大会を制すれば、2007年大会以来にして史上3人目の快挙となる。

 昨年のドバイ選手権では準優勝に終わっているシフィオンテクは次戦、世界40位の予選勝者アンナ・カリンスカヤ(Anna Kalinskaya)を迎え撃つ。ロシア出身のカリンスカヤは2-6、6-4、6-2で第3シードの全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)現女王ココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)を破った。

 先月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)では自身初の四大大会(グランドスラム)8強入りを果たしているカリンスカヤは、トップ10選手を撃破するのはこれがキャリア6度目。ドバイ大会で予選勝者がベスト4入りするのは、同選手がわずか4人目となる。

 一方、第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は胃腸系の不調を訴えて準々決勝を前に棄権。これにより、ジャスミン・パオリーニ(Jasmine Paolini、イタリア)がWTA 1000ではキャリア初のベスト4入りを決めた。

 パオリーニと準決勝で対戦するソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)は、現ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)女王で第7シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)を相手に6本のマッチポイントをしのぎ、2-6、7-6(7-1)、6-2で勝利。試合後には「キャリア最大の逆転劇」と喜んだ。(c)AFP/Reem ABULLEIL