【2月23日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は22日、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領から「クレージーなSOB(サノバビッチ、くそ野郎の意)」と呼ばれたことについてコメントを求められ、皮肉で応じた。

 プーチン氏は最近、11月の米大統領選について、現職のバイデン氏の方がドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領よりも「予測可能」でロシアにとって望ましいと発言した。

 プーチン氏はバイデン氏に「SOB」呼ばわりされたことについて問われると、先の発言に言及し、「もちろん、彼(バイデン氏)は私に『ボロージャ(ウラジーミルの愛称)、よく言ってくれた。大きな後押しに感謝する』とは言えないだろう」と皮肉で応じた。

 一方、ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、バイデン氏の暴言は「国そのもの、つまり米国にとって大きな恥だ」と非難。

「大統領がそのような言葉を使うのは恥だ」「バイデン氏が国内の政治的利益のために、ハリウッド映画のカウボーイのように振る舞って見せているのは明らかだ」と述べた。(c)AFP