【2月22日 AFP】コソボの首都プリシュティナで養鶏業を営むフェブズィ・アリウさんは、この地方特有の種類のニワトリを育てている。

 コソボ特有の長鳴鶏(ながなきどり)として知られていて、その鳴き声は独特で、しゃがれた声だ。低く、規則的で、機械音をも連想させる。そして、20~90秒鳴き続けると言われている。また、長く続く独特な鳴き声から、コソボでは人気の種となっている。

 アリウさんが育てている「アラブ」という名前のおんどりは、87秒間鳴き続けることがあるという。普通のニワトリは2~8秒程度しか鳴かないとされているため、特に長くてユニークだ。

 アリウさんはこの種類のニワトリを販売することもあるが、世話すること自体が一番の趣味だと言う。

「このおんどりは私のお気に入りで、他のニワトリよりも大好きです。美しいメロディーで鳴きますし、87秒も鳴けますから」

 映像は1月に撮影。(c)AFP