【2月21日 AFP】英自然派化粧品専門店ザ・ボディショップ(The Body Shop)が破産手続きに入ったのを受け、英国内に展開している198店舗のうち半数近くが閉鎖される見通しとなった。管財人が20日、明らかにした。

 同社は先週、事業継続に向け、管財人としてドイツの投資顧問会社FRPアドバイザリー(FRP Advisory)を指名。FRPは他の欧州諸国や一部アジア地域ではザ・ボディショップの事業をすでに処分している。

 英国ではロンドン市内の4店舗を含む7店舗がまず閉鎖される。英国内の従業員は約1500人だが、整理対象の人数は明らかにされていない。

 FRPは、「長年にわたる低採算性と英国事業の抜本的見直しの結果、現行の店舗体制では存続できないとの結論に至った」としている。

 ザ・ボディショップは1976年、アニータ・ロディック(Anita Roddick)氏(2007年死去)が創業。その後、仏ロレアル(L'Oreal)に身売りしたが、最終的にはブラジルのナチュラ・コスメティコス(Natura Cosmeticos)の傘下に入っていた。(c)AFP